CSR活動CORPORATE SOCIAL RESPONSIBILITY

環境
Environment

豊かな地球環境を未来へ

どうして
重要なの?
私たちの生活や事業活動は、地球資源に依存しているから
将来主要なリスクとは?

出典:IPCC第5次評価報告書 WGII全国地球温暖化防止活動推進センターWebサイト(http://www.jccca.org/)より

地球温暖化に伴う気候変動の影響は、自然災害の激甚化、作物の生産高の減少など、私たちの生活や企業の事業活動にも深刻な影響をもたらすと懸念されています。実際に、日本でも企業が集中豪雨などによる被害で生産を一時停止する事態が発生しています。パリ協定※では、先進国・途上国の区別なく、世界の平均気温の上昇を産業革命前の2℃未満(努力目標1.5℃)に抑え、21世紀後半には温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目標としました。地球温暖化対策と経済成長の両立を実現させるための取り組みが今、求められているのです。

※パリ協定 :2016年11月に発効された地球温暖化対策の国際的枠組み

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環境マネジメント

環境保全活動の効果を高め、持続可能な社会の構築に貢献していくために、主要な生産拠点において、環境マネジメントシステムを構築・運用し、環境保全活動を推進しています。

外部機関による評価

伊藤ハム米久グループの生産施設では、ISO14001やエコアクション21の外部認証を取得しています。
社内監査のほか、外部認証機関による環境マネジメントシステム検証などを通じて、更なる改善に取り組んでいます。

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環境監査の実施

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監査室による環境監査

環境汚染や環境事故を防止し、環境保全活動の更なるレベルアップを図るために、事業所ごとで環境監査を実施しています。また、監査室が、年度の計画に基づく主要事業所に対する内部監査において、環境に関する監査も実施しています。環境関連法や、環境保全協定などで定められた規制値を守るとともに、指摘事項には迅速に対処し是正を図ることで、法令の遵守を徹底しています。

環境マネジメントシステムの緊急時の処置手順に沿って、定期的に訓練を実施しています

緊急時の対応策として、汚水や重油、薬品の漏洩など、環境汚染を引き起こすような突発的な事故を想定し、その影響の拡散を防ぎ、汚染を最小限にするとともに、早期に修復するため、定期的に訓練を実施しています。
万一事故が発生したときには、社内間の連絡と必要に応じて行政機関や地域住民への連絡を円滑に行うように規程を定め運用しています。

工業用水処理設備異常の訓練

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配電盤内確認・切替
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注入ポンプ確認
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現状確認

環境負荷低減の取り組み

環境課題の解決に向けて、食品廃棄物のリサイクルやCO2排出量の削減などに取り組んでいます。

総エネルギー使用量・二酸化炭素排出量の推移

効率の良い冷凍機や変圧器、LED照明への更新などにより、省エネルギー及び二酸化炭素排出量削減を推進しています。

総エネルギー使用量の推移
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二酸化炭素排出量の推移
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※ 対象範囲

(各工場)
伊藤ハム、伊藤ハムデイリー、伊藤ハムウエスト、浅草ハム、筑紫ファクトリー、ロイヤルデリカ、菊水、サンキョーミート、IHミートパッカー、IHミートソリューション、米久、米久かがやき、米久デリカフーズ、米久おいしい鶏

(各事務所)
伊藤ハム、伊藤ハムデイリー、伊藤ハムウエスト、伊藤ハム販売、伊藤ハムフードソリューション、伊藤ハムミート販売東、伊藤ハムミート販売西、アイエイチロジスティクスサービス

太陽光発電設備を導入

伊藤ハム米久グループでは、環境活動の取り組みの一環として、太陽光発電設備を設置しています。伊藤ハム西宮工場では、地域の方々が環境問題を考えるきっかけとなることを願い、JR神戸線沿いの見通しの良い工場屋上南側に太陽光パネルを設置し、米久本社物流センターでは、発電した電力全量を電気事業者に売電しています。これからも施設の有効活用を図るとともに、自然環境に配慮した再生可能エネルギーの普及に努めていきます。

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太陽光パネル
(伊藤ハム西宮工場)
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太陽光パネル
(米久本社物流センター)

食品廃棄物のリサイクル

米久エコ・プロジェクトセンターでは、自社工場や協力会社から排出される食品廃棄物をリサイクルし、良質な肥料を年間約500t生産しています。作られた肥料はさまざまな用途で使用され、環境負荷低減に貢献しています。

米久エコ・プロジェクトセンター堆肥化工程
米久エコ・プロジェクトセンター堆肥化工程

環境配慮製品(製品包材など)

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『朝のフレッシュ 糖質0&塩分25%カットシリーズ (ロースハム・ハーフベーコン)』では、包装材料の一部(10%超)に植物由来のバイオマスプラスチック(サトウキビ由来のポリエチレン)を使用し、CO2排出量の削減に取り組んでいます(年間CO2排出量、約9.5トン削減見込み)。

※2018年度の包材使用量に基づき算出

生物多様性保全・環境コミュニケーション(環境教育)

環境保全活動や、地域貢献の一環として、ボランティア活動などを行っています。

富士山麓の森林保護活動

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森林保護活動の様子

「しずおか未来の森サポーター」協定に基づく森林整備活動を、富士山こどもの国で実施しています。
ヒノキの根元まで日の光が届くよう、地面を覆う草を刈りとり、ヒノキの間に生えた樹木を切る作業を行っています。

「こうべ森の学校」の森林ボランティア活動

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森林ボランティア活動の様子

市民・行政・企業が協働し、植樹や間伐といった森林の手入れはもちろんのこと、間伐材などの森の恵みを利用したログハウス、木工品の制作など、多様な活動を展開しています。

Voice「こうべ森の学校」の森林ボランティア活動参加者から

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下迫 亮磨(人事)

入社以来、さまざまな社会貢献活動に携わる中、「こうべ森の学校」にも参加し、森の手入れや木工工作、苗づくりを行っています。
100年前は、植生が荒れ果てていた再度山が、その後の緑化活動により豊かな自然になりました。木が生い茂り、光が遮られている森を手入れすることで、陽光が地表に届く喜びを感じられます。
初心者の方でもスタッフが丁寧に講習しますので、安全に楽しく活動ができます。皆さんのご参加をお待ちしています。

千本浜海岸清掃

米久では、本社所在地である沼津市の環境や景観を守ることを目的として、千本浜海岸に落ちているカンやビン、ペットボトル、漂着物などのごみを拾う清掃活動を行っています。

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清掃活動の様子
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Voice千本浜海岸清掃活動参加者から

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伊藤 浩(人事)

たくさんのゴミを拾ってすがすがしい気持ちになりました。
千本浜海岸は富士山と駿河湾の眺望が素晴らしい場所です。景観を守り、地元に貢献できる、とても良い活動だと思います。