- A・M伊藤ハム株式会社(伊藤ハム米久プラント(株)出向)2019年入社
- 生産技術職
- 長年愛されてきた商品の品質を守り、
いつも変わらないおいしさを届ける。
A・M 伊藤ハム株式会社 2019年入社
- 経歴2025年3月時点
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- 1年目
- 西宮工場製造2部製造3課第2係
- 3年目
- 西宮工場製造2部製造3課第1係
- 5年目
- 柏工場製造1部製造2課第2係
今の私
工場の管理を担い、安全でおいしい商品を安定的にお客様へ届ける。
私は入社5年目から、柏工場の製造部門でソーセージやハム類の充填工程を担当しています。この工程では、味付けした原料肉を羊腸などのケーシングに充填して成形を行っています。製造部門の社員の主な仕事としては、品質の管理と生産ラインの管理が挙げられ、日々、安全でおいしい商品を安定的に生産できるよう取り組むのが私の仕事です。
牛、豚、鶏といった原料肉は、仕入れ先の国や地域によって肉質が異なることもあります。品質の管理においては、原料の差異に関わらず、高水準で安定した品質の商品を提供することが求められます。それがこの仕事の難しいところですが、社内に蓄積された技術と知見をもとに、よりおいしく安定的に生産できる方法を模索していくことに面白さを感じています。また、生産ラインの管理においては、生産効率の向上を意識し、作業者の最適な配置やスケジュール管理を行っています。
担当する商品がスーパーなどの店頭に並び、お客様が手に取っているところを見ると喜びもひとしおです。
改善策を模索し、周囲からの協力も得て生産効率を向上。
入社4年目まで担当していたハム、ベーコン、焼き豚などの単味品※の製造において、生産効率の向上を目指して試行錯誤した経験が今に生きています。
これらの商品は、お歳暮などのギフトシーズンになると通常より製造ラインを増やして生産を行います。しかし、単純に製造ラインを増やしただけでは、作業者が分散して効率が低下しているように感じました。そこで、最適な人員配置を実現するために時差出勤の導入を社内で提案するとともに、この取り組みによってどのような効果が期待できるかを作業者一人ひとりに説明しました。良い改善策があっても、人から理解を得られないと進められないからです。結果的には、生産効率が飛躍的に向上しただけでなく、作業者の負担も減り感謝の言葉をいただきました。
※1種類の食肉からできたミンチしていない塊肉。
- ある日のスケジュール
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- 7:30
- 出社
- メールチェックなど簡単な事務作業を行います。
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- 7:40
- 製造ラインの立ち上げ
- 始業前に点検を行い、製造ラインに異常がないか確認します。
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- 8:10
- 生産開始
- 機械が正常に稼働しているか、商品の品質が基準を満たしているかを注視します。
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- 12:10
- 昼食
- 社員食堂で昼食をとります。
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- 12:50
- 生産再開
- 前後工程と連携し、円滑に生産を行っています。
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- 15:00
- 休憩
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- 15:20
- 生産再開
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- 16:30
- 生産終了
- 日報などの書類作成や翌日の準備を行います。
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- 17:15
- 退社
- 時差出勤を導入している部署が多いため、部署メンバー全員が同じ時間に出勤・退社することはあまりありません。出勤シフトは上司との相談で決めます。
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これからの私
目指すのは、世界で活躍する人材。自らの手で原料調達を担いたい。
日本では食肉の輸入比率が高く、当社も海外にグループ会社を展開しています。私は「良い商品は良い原料から生まれる」と考えており、将来的には生産原料部で各工場に供給する原料調達の仕事を担うことで、会社に貢献していきたいです。こうした目標を持つようになったのは、海外工場での勤務経験を持つ上司の影響が大きいです。上司から海外勤務でのさまざまな話を伺い、日本とは異なる文化や技術に触れながら成長できることに魅力を感じるとともに、自分自身もグローバルに活躍できる人材になりたいと思うようになりました。
原料調達は生産地とつながる仕事なので、語学力やコミュニケーション能力、異文化への理解などが求められます。私は将来を見据え、英語を学ぶのはもちろん、普段から海外情勢や世界経済の動向に関心を持つよう心掛けています。現在の部署で経験を積みながら、目標に向かって進んでいきたいですね。
私の新人時代
「百聞は一見に如かず」。実際に見て課題解決する。
入社当初は、品質の安定化や改善のために他部署と連携することに苦労しました。そこで意識していたのは、「いつもと何か違う」と感じたら前後工程に足を運び、自分の目で状態を確認すること。「百聞は一見に如かず」で、人からの情報で抱いたイメージと実際の状態は乖離していることもあるからです。何度も製品テストを行っては各工程での状態を確認しました。そうすることで前後工程の人とのつながりも生まれ、より密な情報共有ができるようになり、結果的に品質を改善することができました。
- オフの日の過ごし方
- 「仕事も遊びも全力」をモットーに、オン・オフの切り替えを大切にしています。もともと旅行が好きだったのですが、コロナの影響でここ数年は家族と近場のホテルで非日常を味わいリフレッシュしていました。最近は行動制限もなくなってきたので、そろそろ海外旅行を計画したいなと考えています。
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