- S・M伊藤ハム米久ホールディングス株式会社2017年入社
- 研究職
- 豊富な科学知識をベースに、多様な問題解決に貢献できるスペシャリストに!
S・M 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社 2017年入社
- 経歴2025年3月時点
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- 1年目
- 7年目
- 中央研究所管理・開発室
今の私
分析で結果を出して社内の問題解決に役立てることがやりがい。
大学時代、微生物の研究をしていました。専門の微生物に限らず、研究で新たな発見をする楽しさを知り、研究職を志望するようになりました。おいしいものを食べるのが好きで、伊藤ハムの商品は昔から家族でよく食べていて思い入れがあったので、同じ研究職になるなら、伊藤ハムで仕事がしたい!と思っていました。
私が所属する中央研究所の管理・開発室では、各部署が抱える技術的問題の解決、新商品の開発に応用可能な技術の開発、食肉に関する新たな知見収集、他部署からの依頼分析などを担当しています。商品の成分を分析してほしい、腐敗や酸化等の原因となった微生物を特定してほしいなどの依頼に応えて、他部署の方々の問題解決に役立てたときはうれしいですね。現場がどのようなことに困っているのかを知ることは研究職にとっては重要です。研究テーマを決める上でも役に立つので、他部署とのつながりは日頃から大切にしたいと感じています。
研究結果を発表し、知見を共有できたことでモチベーションアップ!
研究テーマとして私が主に担当しているのが「長期賞味期限商品の賞味期限を短期間で予測する方法を確立する」というもの。研究にあたっては私自身に専門知識が足りなかったので、セミナーに参加し、その分野の専門家の話を聴講するなどしました。当研究所では若手の人材育成等に力を入れているので、そういったスキルアップのためのセミナー参加はいくらでも応援してもらえます。研究に取り組むなかで、自ら学ぶ姿勢、実験結果を読み取る考察力、他者・他部門と連携するコミュニケーション能力が身に付いたと感じています。
そして入社2年目の春には、関連部署の責任者の方々の前で研究結果を発表する機会をいただきました。「賞味期限」について他部署と知見が共有できるなどの成果もあったので、とてもやりがいを感じ、研究に対するモチベーションが高まりました。
- ある日のスケジュール
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- 9:00
- 出社・メールチェック・実験準備
- 前日使用した器具の片付け、測定装置の立ち上げなど。共有の器具や装置が多いので、前日に使って洗ったものは朝一で元の位置に戻します。
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- 9:30
- 実験
- デスクワークを行う部屋と研究棟が別れています。実験中は研究棟での作業が多くなります。
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- 12:00
- 昼食
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- 13:00
- 実験
- 午前中と同様、研究棟での作業になります。
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- 実験の合間
- 休憩
- 先輩や同僚とコーヒーを飲んだり、お菓子を食べたりしてリフレッシュします。
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- 15:15
- 実験&片付け
- 実験が終わったら、使用した器具や装置の後片付けをします。
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- 17:00
- メールチェック・実験計画の作成
- デスクワークのオフィス棟に戻って、実験データの整理や次の実験計画などを作成します。
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- 18:00
- 退社
- フレックスタイム制が導入されているので、実験計画に合わせた時間コントロールが可能です。
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これからの私
社内の各部署に専門的にアドバイスできる人材に。
研究という業務では、やればやるだけ成果が出るわけではありません。ただし、思うような成果が出なかったとしても、そこまでのプロセスや考察したことは無駄にはなりません。研究に失敗はつきもの。何度も試行錯誤することは大切ですが、時には立ち止まって、なぜ失敗したのか、次はどうすれば良いのかを深く考える必要があります。やみくもに行動しても成果にはつながるわけではないのです。 特に研究テーマに関しては知識の質と量が重要になってくるので、本やインターネットを用いたり、関連セミナーに参加して勉強し、周りの方々の考えも聴くようにしています。これからはさらに知識の幅を広げて、各部署に専門的にアドバイスできる分野を増やしていきたいですね。そのためには、学べるチャンスは積極的に活かすつもりです。当社の場合、スキルアップを周囲や会社が支援してくれる制度・環境が整っているので、社歴とともにさまざまなスキルを磨いていけると思っています。
私の新人時代
異分野の研究にたじたじ。でも先輩のフォローのおかげで……。
大学時代とは異なる分野の研究にも関わっていくため、広範な知識を学ぶ必要があり、新人の頃は日々勉強の繰り返しでした。先輩が参考になる専門書を紹介してくださるなど、周囲の方々にフォローしていただけたのはありがたかったですね。ただし、大切なのは自ら学びに行く姿勢。とにかく分からないことは調べ、それでも分からないときは先輩・上司に聞くようにしました。そうやって積み上げた知識や考え方が現在の研究に活きています。
- オフの日の過ごし方
- 学生時代、バスケットボールサークルに所属し、文武両道を目指しました。おかげでオン・ オフの切り替えは得意になりましたね。休日は機会があれば体を動かすようにしています。社会人になってからも、社会人バスケのチームに参加してバスケットボールを続けています。また、新たな趣味として登山に挑戦し、年に数回ペースで山に登っています。
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