- T・I伊藤ハム株式会社(伊藤ハム米久プラント(株)出向)2020年入社
- 生産技術職商品開発担当
- ものづくりの最前線でおいしさを追求し、成長スピードを実感。
T・I 伊藤ハム米久プラント株式会社 2011年入社
- 経歴2025年3月時点
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- 1年目
- 柏工場製造2部包装4課2係
- 4年目
- 柏工場商品開発課
今の私
試作を繰り返して「できない」を「できる」に変えていく。
基幹工場である柏工場で、新商品の開発や既存商品の改良を担当しています。新商品開発では、マーケティング部など他部署からの依頼に基づいて、商品の規格を作成し、価格帯や製造フローを検討しながら、ラボ(試作を行う小規模の製造設備)や工場で量産化に向けた試作を繰り返しています。既存商品の改良では、生産性を向上させるための取り組みが主な業務の一つです。例えば、生産工程の簡素化やより効率的な製造方法を検討し、コスト削減や品質向上に貢献しています。開発も改良も一人で進められる仕事ではなく、商品開発課のメンバーはもちろん、製造現場との協力体制や信頼関係が欠かせません。もともと人と関わることが好きなので、自分から積極的にコミュニケーションをとりにいき、関係性を築くことを心がけています。
食肉を扱う面白さは、加工の自由度が高く多くの選択肢があるので創意工夫しながらおいしさを追求し続けられることにあります。同時に、できなかったことができるようになっていく手応えも大きく、自身の成長スピードを実感できることはものづくりの最前線で働く魅力の一つだと感じています。
アイデアが形になり、日本中の人々から喜ばれる仕事。
商品開発課に所属して間もない頃、マーケティング部からプライベートブランド商品の新規フレーバーの作成依頼があり、チームで開発に挑んだことがあります。当時、若手目線のフレッシュな意見が求められ、私もさまざまなフレーバーを考案して試作を重ねました。そのうちの一つのフレーバーが採用となり、実際に9ヶ月間にわたって販売されました。自分のアイデアが度重なる試作を経て形になり、全国で販売される喜びは想像以上に大きいものです。この体験を通して「商品の入れ替わりがある中でも支持され続けるようなロングセラー商品を作りたい」という思いがいっそう強くなりました。
多くの方々から「おいしい」「よく食べてるよ」と喜んでいただけることが、この仕事の一番のやりがいです。
一方、流行りや市場動向の把握には難しさを感じます。自分の感覚をアップデートするためにも、スーパーに足を運んで商品棚を観察したり、他企業の新商品をチェックしたりと、トレンドや新しい情報をキャッチするよう努めています。日本中の人が食べる商品づくりに携わっていることをいつも念頭に置き、お客様に喜ばれるより良い商品の開発を目指しています。
- ある日のスケジュール
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- 8:30
- 出社
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- 9:00
- ラボでの試作
- 試作内容の確認や原料・資材の準備などを行い、試作にとりかかります。
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- 10:00
- 検食
- 開発担当者や工場の責任者が試作品を検食します。
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- 10:30
- 工場内での試作
- 通常生産の妨げにならないタイミングを相談し、製造現場で試作をします。
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- 12:00
- 昼食
- 社員食堂で昼食をとります。
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- 13:00
- ラボでの試作
- ハム・ソーセージは製造に数日を要するため、同時進行で複数の商品を試作します。
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- 17:00
- データ整理
- 試作結果のデータ入力・整理を行い、次回の試作へとつなげます。
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- 17:30
- 退社
- 定時内で仕事を終わらせられるように、課内で分担して業務にあたっています。
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これからの私
部署を横断して経験を積み、ゼネラリストとして成長していきたい。
当社は、ハムやソーセージといった主力商品に加え、ピザなどの調理加工食品も幅広く展開しており、多様な部署で経験を積むことで、幅広い知識とスキルを身につけられることができます。
現在、柏工場の商品開発部門に携わっており、日々新しい発見や挑戦をしながら業務を行っていますが、将来的には生産業務全体を統括する仕事に挑戦して更なるキャリアアップを図っていきたいと考えています。
そのためにも、現在の担当業務で、単に指示されたことをこなすのではなく、常に自らの創意工夫を凝らし、積極的に業務を推進しています。
具体的には、商品開発においては既存方法にとらわれることなく、常に新しいアイデアを取り入れ、試行錯誤を繰り返しながら商品の品質を高めることを目指しています。
また、自身から他部署との協力体制を構築することで、業務を円滑に進められるよう努めています。
お客様に心から満足していただける商品を提供し、ひいては会社の成長に貢献したいと考えています。
将来的には、様々な部署での経験を通して、多様な視点から物事を捉える力を養い、ゼネラリストとして活躍できる人材へと成長したいです。
私の新人時代
担当業務に追われ、効果的なトラブル対応や疑問点の解消を即座に行えず…
一年目は、ハムのスライスパックの包装工程で、作業担当者への指示出しや機械の立ち上げ、メンテナンスなどを担当していました。覚えることが多い上に繁忙期が重なり、慌ただしい日々でした。なかなか上司に相談するタイミングを見出せず、効果的なトラブル対応や疑問点の解消を即座に行えず、もやもやした日々が続いていました。
そこで、上司に依頼し、その日の生産終了後もしくは翌日の生産開始前に上司との個別ミーティングを行い、その時抱えている疑問点は都度解決するようにしました。
その結果、迅速かつ正確な業務遂行が可能となり、自分自身の成長へも繋げることが出来ました。分からないことがあればすぐに相談する、その場での相談が難しい場合はあらかじめ要点をまとめておきスムーズに確認できるように準備する。今も続けているこの心がけは、一年目の経験で培われたものです。
- オフの日の過ごし方
- 仕事終わりはジムに行き身体を鍛えています。定期的に身体を動かすことで心身ともにリフレッシュでき、学生時代に戻ったような感覚になれます。また、毎年社内の人とハーフマラソンに参加しています。自分の努力を一年ごとに見つめ直すいい機会になっています。
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