- T・K伊藤ハム米久ホールディングス株式会社2021年入社
- 営業職調達担当
- 「おいしい」と自信を持っておすすめできる商品を、
自らの言葉で伝える。
T・K 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社 2021年入社
- 経歴2025年3月時点
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- 1年目
- 3年目
- 食肉事業本部国内食肉本部国内ポーク部西日本国内ポーク課
今の私
人と人をつなぐ架け橋となり、要望に合わせた商品を供給する。
調達担当の仕事は、生産者、工場、営業担当者、お得意先様をつなぐ架け橋のような役割を担うこと。人と人の間に立って交渉を重ね、いかに多くの要望をまとめあげ実現するかが、調達担当としての力量の見せどころです。
私は主に、西日本エリア(関西・中国・四国・九州)における国産豚の仕入れと供給を担当しています。仕入れといえば、決まった商品と数量を発注するだけというイメージがあるかもしれませんが、実際は細かい調整業務が多いです。例えば、お得意先様の要望に合わせて、商品の大きさやカットの仕方といった規格の調整、先を見越した供給量の調整などを工場と行います。
また、営業担当に同行してお得意先様に伺い、ニーズに合わせた提案もします。仕入れを担当している食肉は必ず食べて味や肉質を確認しているので、商談の際は、自分の言葉で商品の魅力を伝えるよう意識しています。おいしいと自信を持っておすすめできるものを提案・販売できるのが、この仕事の魅力です。
困難な状況でも粘り強く交渉。周囲を巻き込んで成し遂げた経験が今後の糧に。
入社2年目のとき、物価高騰の影響で食肉の仕入れ価格が上がり、関係各所への交渉が必要になったことがありました。私たちは、スーパーや飲食店を顧客とする営業所に向けて商品を供給しています。販売価格の値上げはお得意先様にとって負担となりますし、かといって従来の販売価格のままでは当社の利益が落ちてしまいます。まずは仕入れ価格を少しでも抑えられるよう仕入れ先に交渉したうえで、値上げを営業所に提案しました。データも参照しながら粘り強く交渉したことで、最終的には納得いただき交渉を成立させることができました。
これにより、通常よりも大きな利益改善をすることができました。半年以上かけて社内調整と社外調整を同時に進行する必要があり苦労しましたが、成果につなげることができやりがいを感じました。これほどの利益改善はなかなか実現できませんし、入社して初めて自身が主体となって成し遂げた重大な仕事だったこともありこの経験が私を大きく成長させてくれたと感じています。
- ある日のスケジュール
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- 8:50
- 出社
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- 9:00
- 社内業務
- 前日までのメールの確認・処理を行います。
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- 9:30
- 社内業務
- 他部門と電話で連絡を取り、商品の依頼・提案・手配を行います。
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- 11:00
- 社内業務
- 仕入先に電話で発注依頼を行います。
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- 12:00
- 昼食
- いつも西宮事務所の社員食堂で昼食を取ります。
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- 12:30
- お得意先様への同行商談
- 他部門の担当者との同行商談で、ヒアリングや商品の提案を行います。
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- 15:00
- 社内業務
- 他部門と連絡を取り、翌々日分の商品の依頼・提案・手配を行います。
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- 17:00
- 社内業務
- 同行商談で入手した情報を上司やチームメンバーと共有します。また課内の他エリアの担当者からも情報の聞き取りを行います。
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- 17:45
- 退社
- 翌日行うことを整理してから帰宅します。基本的に定時で上がれるように時間を調整して業務を行います。また、フレックスを利用して早上がりをすることもあります。
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これからの私
調達担当として、社内外から信頼される人材が目標。
社内外から、「ぜひ仕入れをお願いしたい」と思ってもらえる人材になりたいです。そのためにはたくさんの経験を積み、どのような状況でもお客様のニーズに合った品質の良いお肉を仕入れられるノウハウを身に付けていく必要があると思っています。また、普段から社内外の人間関係を構築することも重要です。私たちの仕事は、生産者や工場といった方に支えられて成り立っており、そうした関係者の方に助けていただいくことも多々あります。感謝の気持ちを忘れず、調達担当として信頼していただけるよう日々仕事を頑張っています。
入社3年目になり、今度は自分が後輩をサポートできるようになりたいとも思っています。私が先輩に助けてもらったように、後輩の業務も気にかけて見ていきたいです。
私の新人時代
売れば売るほど、良いというわけではない……
調達担当は、商品をたくさん売ればいいというわけではなく、数量を適切にコントロールするという意識が必要です。私は西日本エリアの豚肉の在庫管理において、夏にBBQでよく使われるバラ肉を売りすぎてしまい、在庫が足りなくなってしまったことがあります。先輩に助けてもらいながら、さまざまな仕入れ先にもっとバラ肉を供給してもらえないか、納期を調整できないかなど交渉し、なんとか乗り切ることができました。食品メーカーの信頼は、品質やおいしさだけでなく安定的な供給の上に成り立ちます。この経験から、数週間後、数カ月後を見据えた仕入れを行うようになりました。
- オフの日の過ごし方
- 休日はスポーツで汗を流すことが多いです。所属する社会人サッカーチームでの活動のほか、職場の方々とマラソン大会に出場することもあります。オンとオフがはっきりしている会社なので、プライベートも本気で楽しめて充実しています。
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