2022年度　新入社員への社長メッセージについて

本日4 月1 日（金）、301 名（伊藤ハムグループ238 名、米久グループ63 名）の新入社員を迎え、オンラインにて全国33 カ所に分かれて入社式を行いました。幣社代表取締役社長 宮下功より新入社員に向けたメッセージと、伊藤ハム株式会社 代表取締役社長 伊藤功一、米久株式会社 代表取締役社長 堀内朗久より激励の言葉がありましたので、要約を下記のとおりご報告いたします。

宮下社長 メッセージ

はじめに

　新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。 本日、皆さんが伊藤ハム米久ホールディングスグループの一員となられたこと、グループを代表して歓迎します。また、数多くある会社の中から、当社グループを選んでいただいたことを大変うれしく思います。コロナの影響もあり、２年続けてのオンラインでの入社式となりましたが、デジタルネイティブ世代である皆さんにとっては、違和感がないのかもしれません。

テレワークでも遠慮せずに先輩や上司に相談

　当社グループにおいてもリモートワークやWEB 会議の導入が進み、コロナ禍の下、一気にデジタル化・働き方改革が進んでいます。一方で、食品メーカーである当社グループにおいては、工場などの製造現場や物流の現場など、リモート対応できないところも多く、感染対策に十分留意をしつつ事業活動を行っています。
皆さんの配属部署によっては、入社当初からリモートワークがメインとなる方もいると思います。リモートワークのため、すぐに先輩や上司に相談や質問ができる環境にないということもあるかもしれません。しかしながら、そこは遠慮せずに、積極的に不安や疑問をそのままにせず、先輩や上司に相談してください。

危機管理は事前の準備や前始末、平時の備えが重要

　いま世の中はコロナ禍に加え、ロシアによるウクライナ侵攻という大きなリスクにさらされています。当社グループは、原材料を国内外から仕入れ、電気やガス・水を使用して製品を作り、トラックや鉄道を使ってお客様にお届けしています。言うまでもなく、事業活動をするうえで、原材料価格や調達ルート、エネルギー価格、人材確保について、常に目配りをする必要があります。何か問題が生じた際、その事態に対応することは危機対応として当然ではありますが、本来、危機管理は、事後の危機対応のみならず、事前の準備や前始末、平時の備えが重要です。リスクマネジメントを常日頃意識した事業運営がとても大切であると同時に、従業員一人一人が、個々の仕事においても、リスクマネジメントをしっかりと行うこと、バランス感覚を忘れないことが肝要です。

コンプライアンスの徹底

皆さんに伝えたいこと、お願いしたいことは山ほどありますが、本日は最も重要なことを一つだけお話しします。当社グループの従業員としてのみならず、一人の社会人として、コンプライアンスは何よりも大切に守ってください。嘘はつかない、間違ったことはしない、後ろめたいこともしない。これらを守ることを約束してください。何が正しいのか、間違っているのかが分からないときは、周りの人に確認してください。それでも腹落ちしないときは、別の人にも聞いてください。常に正しいことを実践することは、時にはしんどいかもしれません。しかしながら、しんどくても正々堂々と仕事をし、個人も会社も成長する企業が魅力的な会社だと考えます。私自身も、皆さんの成長を全力で応援することを約束して、皆さんへのお祝いの言葉とします。

伊藤社長 激励の言葉

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
本日はフレッシュでやる気に満ち溢れた新しい仲間を迎えられて心からうれしく思います。私も社長として１年目ですので、皆さまのことを同期だと思い、共に刺激を与えながら共に成長してきたいと思います。社会人として１年目、２年目をどう過ごすかは皆さんの意識と行動によって変えられます。情熱を持って仕事に取り組み、遊びも楽しみながら豊かな人生を送ってほしいと心から願うばかりです。とは言え、学校と会社、勉強と仕事はまったく異なりますので、一つ一つ確認し先輩や同僚にいろいろ聞きながら仕事を進めていただければと思います。仕事を進めるうえでいろいろな壁が出てくることもあります。投げ出したくなることもあると思いますが、そこで投げ出さずに追及し、その壁を壊して前に進んでいってもらいたいと思います。仕事を通して自己の成長を遂げてほしいですし、それがひいては会社の成長につながるので、一緒に成長して会社を大きくしていきましょう。本日はおめでとうございます。

堀内社長 激励の言葉

　新入社員の皆さん、本日はおめでとうございます。
皆さんは渋沢栄一という人物をご存じでしょうか。今日は渋沢栄一の語録から一つ、「慣れることに慣れるな」という言葉についてお話ししたいと思います。「慣れることに慣れるな」というのは、要するに習慣というものは、良くもなり悪くもなるので、注意せねばならないということです。これを現代の言葉で言いますと、同じことを習慣にしてもそれが精進になれば良い結果につながり、マンネリになると、悪い結果しか生みません。いったん思い立って始めたことでも、しばらくたつと初心を忘れてしまい、物事に慣れてしまうことがあります。慣れることに慣れて、流されることがないように、常にワクワクした新鮮な気持ちを持ち続けることを意識していきましょう。全ての成功者はマンネリとは無縁です。ぜひ覚えておいてください。本日はおめでとうございます。

 

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