環境負荷低減への取り組み
廃食油を100%再利用できるボイラーの導入
生産工場などで発生する廃食油を100%燃料として利用できる廃食油ボイラーを、2021年 4月より、東北工場に導入しています。従来使用していた重油の代わりに植物由来の廃食油を使用することでCO2排出量を削減しており、他工場でも導入を検討中です。
東北工場に導入した廃食油ボイラー
鶏糞の100%再利用(ボイラーの導入/堆肥化)
おいしい鶏(鳥取・静岡)の鶏舎から収集した鶏糞は100%リサイクルしています。鶏糞を燃料として利用できるボイラーを導入し、熱源を鶏舎の床暖房に使うことで鶏が快適に生育できる環境作りに役立てたり、工場で使用する温水などに再利用しています。また、堆肥化も行い、環境負荷低減に努めています。
鶏糞を定期的に収集し100%再利用
ボイラーの燃料転換、太陽光パネルの設置
北陸工場でボイラーの燃料をA重油から都市ガスに転換を実施したほか、六甲工場で屋根置き太陽光発電設備を導入するなど、排出削減の取り組みを進めています。
今後も引き続き、CO2排出量の削減に向けて、他の工場への展開を検討するほか、再生可能エネルギーの調達も検討してまいります。
北陸工場のボイラーの燃料転換
六甲工場の太陽光パネル
コージェネレーションシステムの導入
都市ガスを燃料に発電し、排出した熱を回収して利用できるエネルギー効率の良い発電設備であるコージェネレーションシステムを、2022年 2月より、浅草ハム関東工場に導入しています。
既存の蒸気ボイラーの運転時間が削減されることで、CO2排出量の削減を見込んでおり、他工場でも導入を検討中です。
浅草ハムの関東工場に導入したコージェネレーションシステム
EV車(電気自動車)の導入
環境配慮を目的として、目黒事務所社有車の一部に EV (電気自動車)を導入しました。
目黒事務所のEV社有車と充電設備 ※EV とはElectric Vehicleの略で、 電気が動力源の(電気モーターのみで稼働する)車両のこと。
食品廃棄物のリサイクル
当社グループの食品廃棄物リサイクル活動のひとつに、米久エコ・プロジェクトセンター(静岡県富士宮市朝霧)による取り組みがあります。同センターでは自社工場や協力会社から排出される食品廃棄物をリサイクルし、良質な肥料(コンポストパワー/Compost Power)を年間約 500t生産しています。つくられた肥料は契約農家での利用など、さまざまな用途に使用され、環境負荷低減に貢献しています。
米久エコ・プロジェクトセンターと堆肥拡販作業の様子