2023年度期初方針

3月3日（金）9時00分より、伊藤ハム米久ホールディングス株式会社（東京都目黒区）にて行われました、各事業本部長による「2023年度　期初方針」の要約を下記のとおりお知らせします。

加工食品事業本部 事業本部長　伊藤 功一
　持続成長を促進できる組織へ

　加工食品事業本部は、中期経営計画2023の重点取組方針の「経営基盤の強化」を一層推進するため、4月より会社単位から戦略単位へと組織を再編して、より効率的で競争力のある事業運営をスタ－トしていく。　伊藤ハムと米久の良さを生かすため、グループ全体最適の視点と戦略に基づいて、商品開発や製造、物流、販売を行い、工場の再編と物流の最適化も進めていく。　グループ内での人的な交流と人材育成に注力して組織の活性化を進めていきたいと考えている。　さらに、ＳＤＧｓ経営の強化とＤＸやデジタルマーケティングの推進、新規事業・海外市場の開拓もグループ組織一丸となって取り組んでいく。　「新しい価値創造」においては、伊藤ハムと米久の特長や強みを生かしたブランドの強化・育成を行い、生活者のライフスタイルに合わせて調理食品・冷食・ＥＣ/通販などを強化する。　また、需要が増えると見込まれる業務用チャネルおいては、開発型営業・提案型営業を強化して、成長戦略を加速させていきたいと考えている。　With/Afterコロナのステージとなり、生活者の消費行動や価値観および働き方が再び変化していくと予測される。　全てがコロナ前に戻るとは思えないので、何がどのように変わっていき、一方で何が変わらないのか、世の中や生活者の変化を予測して、何がベストであるかを考えて戦略や戦術を迅速かつ勇気を出して挑戦し続ける。　正しければ推進を加速させ、修正が必要であれば速やかに適応することが大切な一年となると考えている。

食肉事業本部 事業本部長  堀内 朗久
　食肉分野で業界NO.1を目指す

　食肉事業本部は、「中期経営計画2023」の最終年度である2023年度も引き続き食肉分野で業界NO.1を目指し、「生産事業の拡大・最適化」、「最終実需家への到達力強化」、「リスク管理・効率化・競争力強化」の戦略の下で、各施策を実行していく。　IHミートパッカー十和田ミートプラントの牛処理場の新設と協力農場の拡充、サンキョーミート伊佐ミートプラントの開設、販売拠点の整備・拡張、伊藤ハムと米久のシステム統一など、積極的に取り組んでいく。　国内外に広がる生産・調達・加工・販売のバリューチェーンの拡大と機能連携の強化、幅広い商品ラインアップとブランド力、および末端販売力を武器に、事業の価値と取扱商品の付加価値を最大化していく。　また、部門横断的に開発を進める未加熱食肉加工品の創出と販売戦略の強化も進めていく。　生活者や実需家も大きく様相が変化しており、今後も人手不足や需要変化が予測され、伊藤ハム米久ホールディングスとしても調達力に加えて、さらに加工度を上げた食肉販売を強化していくことで、当社の強みと個性の磨き込みを徹底的に行う。　少子高齢化・人手不足、消費の二極化、サステナビリティ、DXなど、社会情勢は大きく変化している。　皆さんが気持ちを一つに、さらなる成長に向かって、「変革への挑戦」「凡事徹底」「チーム一丸」となり、グループの価値を最大化し、健やかで豊かな社会の実現に貢献していこう。

管理本部 本部長  小川肇
　「効率化」、「攻め」、「守り」で、さらに良い企業グループにしていく

　管理本部は、これまでの効率化への取り組みは継続するが、さらなる効率化、もう一歩踏み込んだ抜本的な効率化に取り組んでもらいたい。　その業務自体が必要なのか、業務プロセスを大胆に省略できないのか、といった問題意識を持って業務を遂行してほしい。　「やるべきことは先送りせず行動する。ただ、何ごとも当たり前だと思わずに見直してほしい」ということを、お伝えしたい。　管理部門は、資本政策や人事施策など会社経営を補佐し、また、会社の実態を正確かつ的確に社外のステークホルダーに説明することによって、企業価値向上に貢献することが求められている。　刻々と変化する社会的要請に対して後追いではなく、先回りして対応するくらいの気概を持って、能動的・積極的に取り組んでほしい。　時代と共にリスクは常に変化しているので、当社を取り巻くあらゆるリスクを洗い出し、濃淡をつけて対応策を考えておくことが重要だ。　あらかじめ網羅的にリスクを洗い出し、それらのリスクに対する評価・対応策を講じておく、準備しておくのが管理本部であり、コーポレート部門の重要な機能の一つなので、常日頃から具体化して実務ベースへ落とし込むよう意識して取り組んでほしい。

 

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